第 4587 回

中央銀行デジタル通貨(CBDC)
-海外主要国の動向と日本の展望

会場受講LIVE配信動画配信
2021年6月30日(水) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

井上 哲也
株式会社野村総合研究所
金融デジタルビジネスリサーチ部 主席研究員
『デジタル円 日銀が暗号通貨を発行する日』著者

講演趣旨

 中国や欧州に続き、米国でも中央銀行デジタル通貨(CBDC)を巡る議論が活発化しているが、背景には、経済のデジタル化やイノベーション等の共通要素だけでなく、各国の金融経済の特性を映じた違いもある。日本でのCBDCを展望する上でも、海外動向を参照しつつ日本固有の要素を意識した議論が重要となる。また、CBDCの制度設計では、支払・決済サービスやそれを支える民間事業者の役割と、デジタル時代の新たなインフラを提供する中央銀行との分業と協業が大きなポイントとなる。
 本講演では、野村総合研究所が専門家を招聘して開催した「通貨と銀行の将来を考える研究会」の成果も活かしつつ、これらのポイントを中心に日本でのCBDCの課題と展望を示す。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1)海外主要国のCBDCを巡る動き
-主要国における議論の活性化
-CBDCへの関心の主な背景
-CBDCの導入に向けた展望
2)CBDCとの関連で見た日本の金融環境
-家計のキャッシュレス支払の動向や課題
-法人の支払・決済のデジタル化の動向や課題
-民間事業者による対応と課題
3)CBDCの設計上のポイント
-現金代替の意義や意味合い
-階層構造と仲介業者のあり方
-銀行預金や金融仲介との関係
4)日本におけるCBDCの展望
-情報の利活用と認証や個人情報保護のバランス
-民間による支払・決済との連携と補完
-金融サービスの利便性向上や競争力強化

講師紹介

井上 哲也 (いのうえ てつや) 氏
 1985年東京大学経済学部卒、1992年米イエール大経済学修士。1985年に日本銀行に入行、福井副総裁秘書、植田審議委員の専属スタッフのほか、主として国内外の金融市場や金融機関のモニタリングに従事、BISやEMEAPにも参画。2008年に野村総合研究所に入社、主要国の金融政策を議論する「金融市場パネル」、両国の政策課題を議論する「日中金融円卓会合」、デジタル通貨の展望に関する「通貨と銀行の将来に関する研究会」を専門家とともに企画・運営。多数の出演や寄稿を行う。
<著書>
 『異次元緩和―黒田日銀の戦略を読み解く』(日本経済新聞出版社 2013/5/23)、『デジタル円 日銀が暗号通貨を発行する日』(日本経済新聞出版社 2020/7/21)