第 4764 回

脱炭素社会へ向けたクリーンエネルギー「水素・燃料アンモニア」活用の可能性
~国内需要産業の分析と水素・燃料アンモニア関連ビジネスの事業戦略~

会場受講LIVE配信動画配信
2022年1月21日(金) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

野村 卓人
みずほ銀行 産業調査部 資源・エネルギーチーム
インダストリー・アナリスト

講演趣旨

 近年、気候変動抑制の観点から世界的に脱炭素化への潮流が加速している。パリ協定で取り決めた「国が決定する貢献(NDC)」に基づき、各国が競うように将来的なカーボンニュートラル目標を宣言している。日本も2019年に当時の菅首相が「2050年カーボンニュートラル宣言」を行うなど、脱炭素への動きを速めようとしている。。
 斯かる状況下、水素・燃料アンモニアが二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーとして注目され、運輸・発電・製鉄などの産業部門での様々な用途の利用が期待されている。
 本講演では、エネルギーとしての水素・燃料アンモニアの特性や需給動向等を概観した上で、主要国の水素・燃料アンモニアによる脱炭素戦略を分析する。さらに日本国内における需要産業動向を踏まえ、日本企業がどうすれば先行プレーヤーのポジショニングを得られるかを考察する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1 主要国の脱炭素政策概観と水素・燃料アンモニアの位置づけ
i. 日本のグリーン成長戦略及び水素戦略
ii. 欧州・米国の水素 戦略
iii. その他の国の水素戦略
2 水素・燃料アンモニアの動向
i. 需給見通し
ii. カラーごとのコスト分析
iii. 水素キャリアの特性比較
3 国内における需要産業動向
i. 政府が目標に掲げる発電・製鉄・運輸における利用と課題
ii. その他産業の動向
4 日本企業の事業機会

講師紹介

野村 卓人 (のむら たくと) 氏
 2015年東京大学教育学部教育実践・政策学コース 卒業 。同年みずほ銀行に入行し、築地支店にて主に中堅・中小企業 営業を担当。 2017年より外務省アジア大洋州局南部アジア部南西アジア課にて、インドを中心とした南西アジア諸国との外交業務に従事。 2019年よりみずほ銀行産業調査部資源・エネルギーチームにて、水素・石油精製・都市ガス・ LPガス等の業界調査およびアドバイザリー業務を担当。