第 4798 回

カーボンニュートラルに向けて問われる電力システムの見直し

LIVE配信動画配信
2022年2月25日(金) 9:30~11:30
※本セミナーは会場受講ではなく、オンラインのみの講演です※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

戸田 直樹
東京電力ホールディングス株式会社
経営技術戦略研究所 経営戦略室 チーフエコノミスト

講演趣旨

 カーボンニュートラルを達成するには、需要の電化と発電の脱炭素化を車の両輪で進めていく必要がある。これは先ごろ閣議決定された第6次エネルギー基本計画にも明記されている政府の方針でもある。
 しかしながら、現実には既存の法制が電化の進展を阻んでいる。また、欧米とは異なるエネルギー事情にもかかわらず、欧米に倣って進められてきた電力システム改革のもとでは、自然変動性の再生可能エネルギーを主力電源としながら、増大する電力需要に応えていくことは難しい。
 本講演では、講師新著『エネルギー産業2030への戦略 Utility3.0を実装する』でも紹介した需要の電化と発電の脱炭素化を中心に、カーボンニュートラルに向けて電力システムの見直しが必要な背景とその方向性について講師の提案も交えて解説する。
 なお、本セミナーの受講者の皆様には、参考書として講師新刊書『エネルギー産業2030への戦略 Utility3.0を実装する』を配付または郵送する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1 脱炭素社会は電化社会である
2 脱炭素社会=電化社会実現の障壁
2.1 日本の再生可能エネルギーの課題
2.2 国内法制の課題
2.3 カーボンプライシングはどうするべきか
2.4 時間を買う政策の可能性
3 脱炭素化する電力システムの安定供給
3.1 送電線開放モデルによる電力システム改革
3.2 送電線開放モデルにおけるアデカシー
3.3 日本の安定供給システムの現状
4 少し大胆な提案
4.1 「小売りサービス多様化モデル」
4.2 カナダ・オンタリオ州の事例

講師紹介

戸田 直樹 (とだ なおき) 氏
 東京大学工学部都市工学科卒業 1985年東京電力株式会社(現東京電力ホールディングス株式会社) 入社。2009~2011年電力中央研究所社会経済研究所派遣。2015年同社経営技術戦略研究所経営戦略調査室長。2016年より現職。日本の電力システム改革議論に当事者としてかかわった経験から、近年は会社の枠にとらわれず、電力・エネルギーにかかる政策提言を積極的に発信。
近著
 『公益事業の変容 持続可能性を超えて』(共著 2020年12月、関西学院大学出版会)、『未来のための電力自由化史』(共著 2021年10月、日本電気協会新聞部)、『エネルギー産業2030への戦略 Utility3.0を実装する』(共著 2021年11月、日本経済新聞出版)など