第 4878 回

外部株主が増加した企業におけるガバナンス強化
~経営陣による継続的かつ円滑な事業承継の実現スキーム〜

LIVE配信動画配信
2022年5月27日(金) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

清水達彦
株式会社フレックスコンサルティング シニアコンサルタント
フレックスコンサルティング法律事務所 弁護士

講演趣旨

 近時の産業界には、多数に分散した外部株主を抱えている企業が多く見受けられます。外部株主が多数ひしめく状況は、経営の機動性を阻害し事業承継を不安定にする点から好ましいとは言えず、ガバナンス的に問題視されかねない状況です。
その改善手段のひとつが「株式の集約化」ですが、特定の個人に株式を集約するには多くの株主による合意形成が必要で困難を伴います。また、事業承継への不安も解消されません。
 そこで、持株会などを活用して取締役ら経営陣がそれぞれ株主となり、経営陣の交代とともに自動的に株主も交代して体制を整備するという「役員持株制度による株式集約」という手法が考えられます。
 本セミナーでは、弁護士資格を持つ経営コンサルタントとして豊富な実績を持つ講師が、株式集約の戦略について述べ、更には経営陣により継続的かつ円滑に株式承継を実現するためのスキームを、事業計画や資本政策の観点からの分析も含め解説します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1. 株式分散の歴史的背景とそのリスク
(1) 株式の歴史的意義と分散の背景
(2) 株式分散の持つリスク
2. 株式集約の手法
(1) 株式譲渡
(2) スクイーズアウト(全部取得条項付株式、株式交換・株式移転等)
(3) 役員持株制度の活用
3. 役員持株制度による株式集約
(1) 役員持株制度のメリット
(2) 役員持株制度の具体的活用事例
4. 株式集約の戦略と事業計画の重要性
(1) 株式集約における戦略と考慮事項
(2) 資本政策の前提としての事業計画の重要性

講師紹介

清水 達彦 (しみず たつひこ) 氏
 戦略系コンサルティングファーム・法律事務所にて、主に法人顧客へのアドバイザリーに従事。コンサルタントと弁護士がチームとなり、法、市場、規範及びアーキテクチャを統合したルール・スキームメイキングを行ってきた。
 これまで携わった主なプロジェクトは、資本政策に関する戦略立案・実行支援、事業計画策定支援、新規事業開拓支援、規制改革・オープンイノベーションガイドライン策定、M&Aアドバイザリー等。