第 10027 回

特定目的会社(TMK)を不動産投資ファンドに活用する際のポイント
~基礎から実践まで~

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※本セミナーは、動画配信で視聴するセミナーです。※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

井上 卓士
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士・ニューヨーク州弁護士
松下 茜
TMI総合法律事務所 弁護士

講演趣旨

 不動産ファンドを組成するにあたって資産流動化法に基づく特定目的会社(TMK)は選択されるヴィークルの一つですが、その手続や規制は複雑なものとなっています。
 本セミナーでは、TMKに関連する業務に携わるご担当者様などが知っておくべき資産流動化法上の規制、ストラクチャー、スケジューリングなど案件を進めるにあたって肝となる事項や視点などを、仮想事例を用いるなどして、TMKを用いた案件に関して多くの経験を有する講師が、基礎からわかりやすく解説します。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナー動画視聴のためのURL、ID、パスワードは、お申し込みから2営業日以内にお送りいたします。
●視聴期限は、URL、ID、パスワードをお送りしてから4週間です。

講演項目

1. TMK概論 
 (1) TMKとは(GK-TKスキームとの比較)
 (2) TMKのメリット・デメリット
 (3) 税制優遇
 (4) 現物不動産の場合の規制との関係
2. TMKスキームにおける規制 
 (1) 概観
 (2) 取得できる資産(特定資産)の限定
 (3) 追加取得の制限
 (4) 行いうる業務の限定
 (5) 業務の委託強制
3. TMKと金融商品取引法
4. TMKの組成・運用にかかる留意点 
 (1) ストラクチャリングにあたっての留意点
 (2) TMKの設立における留意点
 (3) 業務開始届出における留意点
 (4) ALPに関する留意点
 (5) 減税証明申請における留意点
 (6) 資金調達における留意点
 (7) スケジューリングにおける留意点

講師紹介

 井上 卓士 (いのうえたかし) 氏
 2006年司法修習を経て弁護士登録(第一東京弁護士会)、2017年Cornell University Law School 卒業、同年より TMI 総合法律事務所勤務、2018年ニューヨーク州弁護士登録、2021年パートナー就任。主に、レジデンス、オフィス、物流施設等の不動産開発、インバウンドの不動産投資・開発、再エネ案件、PFIなどのインフラプロジェクト等を担当。近時の著作として「特定目的会社を用いた資産の流動化(証券化)の実務」「Chambers Global Practice Guides - Project Finance 2021」「Ports and Terminals 2021(Japan)」他。近時の講演として「再生可能エネルギーをめぐる昨今の法改正及び最新ビジネス動向と法務」他。
 松下 茜 (まつしたあかね) 氏
 2005年司法修習を経て弁護士登録(第一東京弁護士会)、同年よりTMI総合法律事務所勤務。主に、オフィス、住宅、有料老人ホーム、物流施設等の不動産ファイナンスをはじめとする不動産分野、PPP/PFI、太陽光、風力、バイオマス等の再生可能エネルギー関連のプロジェクトファイナンス、インフラファンド等の分野を取り扱う。