第 10029 回

笑顔あふれるシン・コンプライアンス研修 
-インテグリティとワークショップを活用-

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※本セミナーは、動画配信で視聴するセミナーです。※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

中山 達樹
中山国際法律事務所 代表弁護士
インテグリティ・エバンジェリスト 経営倫理士

講演趣旨

 SDGsの流れでコンプライアンスの要請は高まっていますが、一方、テレワークで「コンプラ疲れ」も広まっています。オンラインやeラーニングでコンプライアンス研修をしても、内職(マルチタスク)をしながらの「アリバイ研修」にしかなりません。
 「コンプライアンスのやり過ぎ」は禁物です。コンプラ過多は「日本の三大疾病」の一つで、「ブルシット・ジョブ」を増やし、エンゲージメントを下げ、「言ったもん負け」「貧乏くじの引かせ合い」の他責文化を広めてしまいます。「ルールを守っておけばいい」という悪しき思考停止も生んでしまいます。
 なぜでしょうか。コンプライアンスは「悪いことをしない」方向でしか働かないからです。「良いことをする」ためにはインテグリティが必要です。また、「木」であるコンプライアンスは企業理念・パーパスと縁が遠いからです。企業理念やパーパスを実現するのは「森」であるインテグリティです。
 コンプライアンス研修をいくらやっても笑顔は生まれません。没入感と笑いのあるインテグリティ研修をすれば、会社に笑顔があふれます。インテグリティを利用した、笑顔があふれる「シン・コンプライアンス研修」にチャレンジしてみてください。

補足案内

●動画視聴のためのURL、ID、パスワードは、お申し込みから2営業日以内にお送りいたします。
●視聴期限は、URL、ID、パスワードをお送りしてから4週間です。
●LIVE配信、会場受講は行いません。

講演項目

1 コンプライアンスの限界・病理
  (1)コンプラの病理 -悪しき思考停止と「武闘派vs宦官」
  (2)コンプラ疲れ –テレワークの課題=没入感がない
2 インテグリティ
  (1)インテグリティとは? -企業理念やパーパスと密接に関連
  (2)コンプライアンスとの違い -悪いことをしない/良いことをする、北風/太陽
  (3)インテグリティのメリット -リーダーシップ、コミュニケーション、仕組み化
  (4)業界ごとのインテグリティ -金融業界、データ関連、スポーツ業界
3 企業理念・パーパス
  (1)「パーパス」とは? -MVVとの違い、SDGsとの関係
  (2)パーパスとコンプライアンスの関係 -当事者意識、エンゲージメント等
  (3)パーパス・理念共有とインテグリティ -米国連邦量刑ガイドラインの重要性
4 ワークショップのやり方
  (1)「没入感」の与え方 -チェックイン、話し方、オンラインの場合の特殊性
  (2)対象人数 –グループは何人が限界?
  (3)資料の作り方 -1スライドあたりの理想時間は? オンラインの場合は?
  (4)対話(ダイアログ)の方法 -ワークショップの組み合わせ方
  (5)振り返り -3種類のリスト管理 

講師紹介

 中山 達樹 (なかやま たつき) 氏
 1998年東京大学法学部卒業。2010年シンガポール国立大学ロースクール(アジア法専攻)修了。2010~2011年シンガポールのDrew & Napier法律事務所勤務。2015年8月中山国際法律事務所開設。2013年中小機構国際化支援アドバイザー。2016年公認不正検査士。2022年経営倫理士。『グローバル・ガバナンス・コンプライアンス』『インテグリティ -コンプライアンスを超える組織論』(中央経済社)をはじめとする著書論文、また講演実績多数。