第 5161 回

容量市場・需給調整市場の最新動向と、シン・電力市場の方向性

LIVE配信動画配信
2023年7月14日(金) 13:30~15:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

市村 健
エナジープールジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEO

講演趣旨

 ウクライナ戦争に端を発したエネルギー市場の混乱は、世界の電力会社に多大な影響を及ぼしています。
 我が国の場合、欧米とは異なり50/60Hzに分かれている上に国際連系線もなく地下資源に恵まれません。
 本講演では、斯様な環境下で実施した電力システム改革(発送配電分離・小売全面自由化)の目玉である「容量市場」「需給調整市場」のこれまでの評価・分析と、両市場の最新論点を解説します。
 又、スポット市場と需給調整市場を統合して2028年度以降の創設を意図した「新市場」の論議の背景と方向性を、資源エネルギー庁や電力広域的運営推進機関で審議会委員を務め、「エネルギー業界の憲法」との言える「エネルギー政策基本法」起草に携わった講師により中長期的な視点で解説します。

補足案内

●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。●本セミナーに会場受講はありません。

講演項目

 1.はじめに考えたいー電力自由化と発送電分離
 2.容量市場・需給調整市場とシン・電力市場の関係性
 3.容量市場に対するこれまでの評価と2022年度メインオークション(2026年度向け)の結果分析
 4.長期脱炭素電源オークション・予備電源制度
 5.需給調整市場のキーワード・その本質と今後の方向性
 6.需給調整市場で取引される商品
  (a)三次調整力②
  (b)三次調整力①
  (c)二次調整力①&②
  (d)一次調整力
 7.シン・電力市場の考え方(同時市場(仮称)とは)
 8.まとめ―今後の「電力市場」の方向性―

講師紹介

 市村 健 (いちむら たけし) 氏
 1987年東京電力株式会社入社。本店原子燃料部にてカナダ・ウラン鉱山権益買収プロジェクト、世界原子力協会(本部ロンドン)事務局を担務の後、本店総務部にて広報渉外・政策調査・官庁調整・危機管理業務等のエネルギー政策全般に17年に亘り従事。その間、議員立法である「エネルギー政策基本法」起草にも携わる。2014年6月東京電力を退社。同年7月より現職。
 資源エネルギー庁 次世代分散型電力システム検討会・委員、同ERAB検討会・委員、電力広域的運営推進機関 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会・委員、同需給調整市場検討小委員会・委員などの重責を兼務。
 慶應義塾大学商学部卒。米国ジョージタウン大学院MBA修了。
 主著 「電力システム改革の突破口DR・VPP・アグリゲーター入門」「電力セキュリティーエネルギー安全保障がゼロからわかる本」(共にオーム社)等。