第 5269 回

EUにおけるAI関連規制の最新動向と日本企業における実務対応
~既存のGDPRの規制からEU AI法案をはじめとした新規立法まで~

LIVE配信動画配信
2023年12月7日(木) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

野呂 悠登
TMI総合法律事務所 弁護士

講演趣旨

 近時、欧州において、AIに関する規制が強まっています。EUでは、AIに対して既存のGDPRの規制によって対応がされ始めており、イタリアのデータ保護機関は、ChatGPTによる国内のデータ主体の処理を一時的に差し止めるなどの動きがありました。一方、EUでは、AIに対して新規の立法によって対応する動きもあり、世界中で注目されているEU AI法案とその関連法案の立法が進んでいます。
 本セミナーでは、EUにおけるAI関連規制を体系的に理解して対応できるように、既存のGDPRの規制からEU AI法案をはじめとした新規立法まで、その実務対応を解説します。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。「LIVE配信」に応募されますと、「動画配信」も利用できます。●応募後のキャンセルはご遠慮ください。開催当日の「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、約3営業日後に配信を開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

1.EUにおけるAI関連規制の基本知識
 (1) 欧州におけるAI関連規制の基本的な枠組み
 (2) 企業におけるAI利用の実例(顔識別カメラ、AI採用、チャットボット等)
 (3) 企業におけるAI利用におけるEU法の論点(GDPR及びEU AI法との関係)
2. EUにおける現行のAI関連規制
 (1) GDPRのAI関連規制のルール
  ・管理者及び処理者
  ・処理の法的根拠
  ・データ保護影響評価
  ・セキュリティ
  ・データの最小化
  ・正確性
  ・データ主体の権利
  ・自動化された意思決定 等
 (2) GDPRのAI関連規制の最新動向
  ・EUの公的機関の最新動向
  ・EU各国・英国のデータ保護機関の最新動向
 (3) GDPRのAI関連規制の実務対応
  ・AI関連データ利用マッピング
  ・ギャップ分析と実装
3. EUにおける新法のAI関連規制
 (1) EU AI法案のルール
  ・AI システムの定義
  ・EU AI法案の適用範囲
  ・禁止されるAI
  ・ハイリスクのAI
  ・ファウンデーションモデル
  ・限定的なリスクのAI
 (2) EU AI法案の最新動向
  ・EU AI法案のスケジュール
  ・関連法案の動向(AI責任指令、製造物責任指令等)
 (3) EU AI法案の実務対応
  ・AIシステムマッピング
  ・ギャップ分析と実装

講師紹介

 野呂 悠登 (のろ ゆうと) 氏
 TMI総合法律事務所弁護士。データに関連する国内外の法規制を主に取り扱う。元個人情報保護委員会事務局参事官補佐(2017~2018)、キングス・カレッジ・ロンドン修了(知財・情報法LLM、2021)、Simmons & Simmons法律事務所のロンドンオフィス(Digital Business Team、2022~2023)。
 著書等:『個人情報管理ハンドブック[第5版』、『プライバシーポリシー作成のポイント』、「The Italian supervisory authority temporarily suspended ChatGPT」、「AIによる個人情報の取扱いの留意点」等がある。