第 5403 回

「ウォーターPPP」予算等推進方策の状況と
上下水道分野の広域化・PPP/PFI最新動向
―新方式「レベル3.5」解説/コンセッションを含めた事例を含む―

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2024年7月18日(木) 9:30~12:00
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電話 03-3639-8858
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1回のみでもお申込みいただけます。

講師

福田 健一郎
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
インフラストラクチャー・アドバイザリー
アソシエートパートナー
松村 隆司
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
インフラストラクチャー・アドバイザリー
シニアマネージャー

講演趣旨

 上下水道事業は、市民生活や産業に不可欠な自治体運営のインフラ事業であり、近年では水道・下水道いずれも、整備拡張の時代を終え、持続・運営・更新の時代へと転換しようとしている。しかしながら、ヒト(職員減)・モノ(資産老朽化)・カネ(需要減少)の各観点で課題が山積している状況にある。今後の事業経営の展開を見渡すと、広域化・共同化や官民連携の推進が活路として模索されており、各地域で広域化に向けた取り組みが進展している。
 また官民連携は、下水道事業を中心に浜松市や宮城県などで6件のコンセッション方式が導入されているが、令和5年6月に国から「ウォーターPPP」が新たなPPP手法として提示され、今後約10年で水道下水道で200件の導入が目標として掲げられるなど、大きな動きが生じている。また、管路のデザインビルド(DB)や包括委託なども各地で導入が増加しているほか、秋田県では、広域的に官民出資会社が事業を担うモデルも導入されようとしている。
 本講義では、わが国の上下水道事業の経営、財務、運営体制等に関する制度や現状、官民連携や広域化の取組みについて解説し、今後の上下水道事業における広域化や官民連携の想定される動きについて詳説する。

補足案内

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講演項目

1.上下水道事業の現状
 (1)上下水道事業の制度
 (2)上下水道事業の経営状況と施設老朽化などの現状
 (3)将来の水道料金の見込み
2.事業変革の動きと広域化
 (1)事業統合の動き
 (2)秋田県における広域的事業補完組織設立の動き等
3.PPP/PFI/コンセッションの解説
 (1)PPPやコンセッションに関する主要な論点
 (2)国内外事例の紹介 (各種コンセッション事例の紹介)
4.「ウォーターPPP」の解説
 (1)ウォーターPPPに関する主要な論点
 (2)先行類似事例の紹介 (群馬県東部、荒尾市など)
 (3)ウォーターPPPに関する予算等推進方策の状況
5.今後の上下水道分野における広域化・PPP/PFI動向
6.関連質疑応答
7.名刺・情報交換会

講師紹介

福田 健一郎 (ふくだ けんいちろう) 氏
 2007年早稲田大学政治経済学部卒、同年株式会社野村総合研究所入社、2012年EY参画。水道事業、下水道事業を中心とした公益事業、公営インフラ経営を専門とする。上下水道事業体の経営戦略策定や料金改定関係業務、官民連携(PPP/PFI、コンセッション)導入・参入支援、欧米諸国の上下水道事業の制度調査業務などに多数携わる。超党派水制度改革議連「水循環基本法フォローアップ委員会」委員、神奈川県内広域水道企業団新ビジョン策定委員、国土交通省PPPサポーター(上下水道担当)。

松村 隆司 (まつむら たかし) 氏
 2004年京都大学大学院工学研究科修士修了、同年株式会社荏原製作所(現・水ing株式会社)入社、2013年EY参画。水道事業、下水道事業、ガス事業等のインフラ経営を専門とし、コンセッション導入支援をはじめとしたPPP/PFIアドバイザリー業務、中央省庁における上下水道関連の政策アドバイザリー業務、上下水道事業体における中長期経営計画策定支援及び経営改善支援に従事。技術士(上下水道部門)、環境計量士(濃度関係)。