第 5442 回
外国籍ファンドのスキーム作成と法的諸問題
-PEファンドの販売スキームを含む-
LIVE配信動画配信
2024年9月25日(水) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
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当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
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小野 雄作 氏
小野・谷田部グローカル法律事務所 パートナー弁護士
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講演趣旨
本講演では、最初にリミテッド・パーナーシップと外国籍ファンド(外国投資信託と外国投資法人)の基本的構造とそれらの違い、およびそれらの成功報酬の仕組みを説明します。次に、海外のPEファンドに関してはリミテッド・パートナーシップの法形式が多いのでそれらを販売するためにどのような販売スキームを構築すべきかを検討します。さらに外国籍ファンドの投信法上の届出の実務、外国籍ファンドの公募の場合の監査報告書の扱い、および外国籍ファンドの私募の要件(特定投資家私募を含む)を検討します。
これらにより外国籍ファンドの日本での販売や商品設計に役立てるようにするのが本セミナーの狙いです。
補足案内
●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。「LIVE配信」に応募されますと、「動画配信」も利用できます。●応募後のキャンセルはご遠慮ください。開催当日の「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、約3営業日後に配信を開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。
講演項目
1. 外国籍投資信託、外国籍投資法人、リミテッド・パートナーシップの基本構造
1)外国籍投資信託と外国籍投資法人の定義と基本的な構造
2)リミテッド・パートナーシップの基本的な構造とその販売方法
2. PEファンド(Limited Partnership)の日本での販売スキーム
1)リミテッド・パートナーシップへの投資と証券投資信託への投資
2)法人課税信託とタックス・ヘイブン対策税制
3)キャピタル・コミットメント方式
4)PEファンド(Limited Partnership)の持分に投資する外国投資信託のスキーム
3. 外国籍ファンドとリミテッド・パートナーシップの成功報酬の仕組み
1)外国籍ファンドとリミテッド・パートナーシップの通常の成功報酬の仕組み
2)成功報酬制度を有する外国籍ファンドに投資するファンドの問題点
4. 外国籍ファンドの投信法上の届出の実務
1)投信法上の届出を必要とするかどうかの問題点
2)投信法上の届出の時期と内容
3)変更届出書の提出時期と内容
4)会社型投信の場合の変更届出書の提出
5)重大な変更に該当するかどうかの問題点
5. 外国籍ファンドの私募の要件(特定投資家私募)を含む
1)適格機関投資家私募および少人数私募
2)特定投資家私募(近時の改正点を含む)
3)転売制限の告知義務およびその他ドキュメンテーション上の注意事項
4)私募外国籍ファンドの設定手続きとその後の手続き
6. 投資顧問会社が外国籍投資信託の受益証券を取得勧誘する場合の注意点
7. 公募外国籍ファンドに関する金融庁による事前審査(監査法人による監査に関して)
講師紹介
小野 雄作 (おの ゆうさく) 氏
外国投資信託業務(ファンド業務)に集中してその弁護士業務を行っており、37年前に濱田松本法律事務所でファンド業務を開始して以来一貫してファンド業務を中心にアセット・マネジメント業務に注力。非常に長いファンド弁護士としてのキャリアにより、あらゆるファンド業務に精通している。特に外国投資信託・外国投資法人の受益証券/投資証券の日本における公募または私募における開示や販売に関しては得意とするところ。また、日本に拠点のある国際的な投資運用会社をサポートしている。
中央大学法学部卒(1974)、司法試験合格(1975)、司法研修所(1976~1978)、第二東京弁護士会登録(1978)、ニューヨーク大学ロースクール(M.C.J.)卒(1983)、香港(1983~1984)およびニューヨーク(1984~1986)の法律事務所で研修、ニューヨーク州弁護士登録(1986), 濱田松本法律事務所(1986~2002)、ベーカー & マッケンジー法律事務所パートナー(2002~2017)、狛・小野グローカル法律事務所パートナー (2017年~2023年 )、小野・谷田部グローカル法律事務所パートナー(2023年5月~)