第 5428 回

排出量取引制度の法制化に向けた議論と
それを踏まえたカーボン・クレジットの最新動向
~JCMクレジットの法制化・GX-ETSにおける適格カーボン・クレジット等~

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2024年10月1日(火) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

鮫島 裕貴
森・濱田松本法律事務所 弁護士

講演趣旨

 2024年1月岸田内閣総理大臣の施政方針演説において、2026年度の排出量取引制度の本格稼働に向けて、一定の企業に参加義務を課すなど、排出量取引制度の法定化を進めていくことが示されました。これを受けて、関連する省庁の下で各種の審議会が組成され、排出量取引制度の法定化に向けた議論が活発化しています。
 また、排出量取引制度は、カーボン・クレジットとの関係において、いわゆるコンプライアンスマーケットとしての役割を市場に提供することから、カーボン・クレジットとの関連性が極めて強いといえますが、かかるカーボン・クレジットに関してもその取引の活性化に向けた種々の施策が実施され、又は、実施が予定されています。
 そこで、本講演では、排出量取引制度の基本的な枠組みの解説から出発し、現段階での議論の動向やカーボン・クレジットを巡る最新の動きなどを包括的に取り上げます。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

1.はじめに
 (1)地球温暖化の現状
 (2)国内外の動き
2. 排出量取引制度の基礎
 (1)環境経済学の視点からの分析
 (2)排出量取引制度の在り方
 (3)法制化に向けた議論の動向
3. 排出量取引制度とカーボン・クレジット
 (1)排出量取引制度とカーボン・クレジット
 (2)GX-ETSにおける適格カーボン・クレジット
4.カーボン・クレジットを巡る最新動向
 (1)カーボン・クレジット市場の創設と近況
 (2)JCMクレジットの法制化(温対法の改正)
 (3)その他の動向(CORSIA、クレジットの質を巡る動き等)

講師紹介

鮫島 裕貴 (さめしま ゆうき) 氏
 2013年 東京大学法学部卒業、2015年弁護士登録、2016年森・濱田松本法律事務所入所、2019年~2020年みずほ証券株式会社出向、2022年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了(Business Law Certificate及びCertificate of Specialization in Energy & Clean Technology Lawを取得)、2022年~2023年森・濱田松本法律事務所シンガポールオフィスにて勤務、現在は同法律事務所東京オフィスにて執務。
 プロジェクトファイナンスを含め、エネルギー分野におけるトランザクションの他、排出量取引制度やカーボン・クレジット取引を業務の柱とする。水素・アンモニア、長期脱炭素電源オークションなど、新規性のある分野にも知見を有する。