第 5439 回

システム・アプリ開発とITサービスのマネジメントにおける法務担当者の心得

LIVE配信動画配信
2024年11月26日(火) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

篠原 一生
TMI総合法律事務所 弁護士

講演趣旨

 近年、クラウド型システムやSaaSの普及により企業における業務のDX化が進んでおりますが、それに伴うトラブルも急増しています。また、システム・ITに関する紛争は高額化することも多く、一度紛争になった場合には企業に多大な損害を与えることもあります。このような損害が生じてしまう背景としては、多くの企業でこれらの業務の中心を担うのはIT部門であり、法務部門が事前に適切にリスクを把握し、対策を行うことが難しいこと、また、法務部門としてどこまで関与できるのか、又はすべきなのかといった判断が難しいことがあります。
 本セミナーでは、応用情報技術者の資格を取得し、システム開発紛争にも多数関与している講師が、このような状況を踏まえ、企業の法務部門として押さえておくべきシステム・アプリ開発の実務について解説するとともに、法務部門としてはどのような形で関わり、リスクを低減させるためのマネジメントをしていくべきかという点についても併せて解説します。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。「LIVE配信」に応募されますと、「動画配信」も利用できます。●応募後のキャンセルはご遠慮ください。開催当日の「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、約3営業日後に配信を開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

1.はじめに
 (1)  システム案件の失敗とは?
 (2)  なぜ損害が高額化するのか?
 (3)  紛争化したので法務へ、では大体手遅れ
 (4)  損害の回避のための第一歩はリスクの把握
   〜本セミナーの狙い〜 
2.法務部門とシステム・アプリ開発・ITサービスの関わり
 (1)  企業活動におけるシステム・アプリ及びITサービスの位置付け
 (2)  「法務部門の役割=契約書のレビュー」ではない!
 (3)  システム・アプリ開発の各プロセスにおける法務部門の役割とは?
   〜共通フレームを参照しながら〜
3.ビジネスとしてのシステム・アプリ開発及びITサービス
 (1)  IT業界の各プレイヤーとその立ち位置・収益構造
 (2)  契約形態及び権利関係の理解
 (3)  企業内におけるプレイヤーと利害関係の把握
4.システム・アプリ開発トラブルの原因と対策
5.システム開発契約条項の重要ポイント
6.質疑応答

講師紹介

篠原 一生 (しのはら いっせい) 氏
 海外子会社における企業不祥事の発生時対応と再発防止、中東進出のための法務支援、企業の不正調査実務とフォレンジックなどの実績のほか、近時は特にシステム・アプリ開発やITサービスのマネジメントなどに精通。
 2011年3月明治大学法学部法律学科卒業。同年3月早稲田大学大学院法務研究科修了。2014年12月第一東京弁護士会登録。2015年1月TMI総合法律事務所勤務。その後米国での研修、中東諸国での勤務を経て、2022年11月TMI総合法律事務所復帰、現在に至る。