第 3932 回

ベトナムにおける不動産ビジネスの現状と不動産投資の実務と法務

会場受講
2019年5月24日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

工藤 拓人
CAST LAW VIETNAM 代表
弁護士法人キャスト パートナー
日本国弁護士、ベトナム外国弁護士

講演趣旨

 ベトナムでは2015年7月1日から非居住者外国人も住宅が購入できるようになり、不動産投資先として海外の投資家から一層注目されています。すでに、個人投資だけでなく企業による大型開発案件の投資も多く進んでいます。一般にベトナムへは製造業・サービス業が多く進出しますが、不動産業の投資にはベトナム特有の制度や商習慣が数多く存在しますので、十分な知識習得と配意が必要です。
 本セミナーでは、現地日系企業にベトナムでの不動産投資などで幅広くアドバイスしている講師が、不動産事業と住宅購入との法的な位置づけの違いや、それぞれの法律上・実務上の進め方、注意点などを解説します。ベトナムでの高級マンション購入やホテル事業など、ベトナム不動産への投資を広く考えている方に最適なセミナーです。奮ってご参加ください。

補足案内

●ベトナム関連の業務に携わるご同業の応募はご遠慮ください。

講演項目

1)ベトナム不動産の実情
a.近時の経済状況
b.どのような不動産開発が多いのか。
c.外資系企業の進出動向について。
2)不動産事業と住宅
a. 事業としての投資と、住宅保有との法律上の違いは?
b. 目的別で考える 法律規制と進め方
c. ベトナムにおける土地制度、登記制度
3)住宅を保有する場合
a. 購入に関する法的手続と税務
b. 売却に関する法的手続と税務
c. 賃貸に関する法的手続と税務
4)不動産事業を行う場合
a. 外資で可能な投資手段とその方法(開発、サブリース、仲介・管理…)
b. ベトナムでの会社運営法務とコスト
c. 不動産事業において特に気をつけるべき場面(実例含む)
5)まとめ・質疑応答
a. ベトナムでの不動産事業のリスクと可能性
b. その他

講師紹介

工藤 拓人 (くどう たくと) 氏
 2011年から弁護士法人キャストに参画し、2013年から中国上海、2014年からベトナムへ赴任。2015年より弁護士法人キャストホーチミン支店長、2017年より現職。ベトナムを拠点に、在ベトナム日系企業に対して進出法務、M&A、労務、知的財産、税関および不動産などの分野で幅広いサポートを行う。
<著書>
 『メコン諸国の不動産法』(大成出版社、2017年、共著)、『これからのベトナムビジネス』(東方通信社、2016年、共著)など。